好き嫌い

「あなたの好きな飲み物は何ですか?」

「お茶です。」

「どんなお茶が好きなのですか?」

「おいしいお茶が好きです。」

「どんな種類のお茶が好きですか?」

「新しい葉で入れたお茶が好きです。」

「・・・」

「あなたはどんなお茶が好きですか?」

「Leeep社の紅茶が好きです。」

「なぜLeeep社の紅茶が好きなのですか?」

「他社の紅茶よりすっきりしているからです。」

「ではすっきりしているお茶が好きなのですか?」

「はい。」

「たとえば他の物でもすっきりする物が好きなのですか?」

「はい。」

「そうですか。」

「あの・・・なんでこんな質問をするんですか?」

「したいからです。」

「したいから・・・って答えになってないです。」

「ではなぜあなたは
 こんな質問をするんですかと私に質問したのですか?」

「どうしてか知りたかったかったからです。」

「では私もどうしてか知りたかったからです。」

「・・・では。って・・・」

「質問なんてそんなものです。」

「そうなんですか?」

「そうですよ。」

「へ〜・・・。」

「私のおかげですっきりしましたか?」

「はい、なんとなく。」

「ではあなたは私のことが好きですね。」

「やっぱりすっきりする物は嫌いです。」
2011年04月26日 | Comment(1) | 短編
この記事へのコメント
◇好き嫌いについて

大学時代に書いたお話です。
2006年の5月頃、当時やっていたブログに掲載しました。

Leeep社について、
2006年当時は実在の紅茶メーカーの社名を使っていましたが、
今回このブログに掲載するにあたって変更しました。
短くすればするほど実在の会社名として使われているので、
苦し紛れにeeeとしてみましたが、
どうやらこれも何かしら存在しているようです。
最終的にはもういいやと諦めましたが、
どうもいまいちすっきりとしない気分です。
Posted by ゆきな at 2011年04月26日
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